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現象
入力fuse断
原因
一次側整流用ブリッジ・ダイオード(DS1)の1辺がshort
対策
☆ブリッジ・ダイオード交換
☆fuse10[A]品実装(8[A]品の手持ちがなかったので。。。。)
但しKBU8Gの代品として新電元D10XB60Hをリードフォーミングして取り付ける
☆TH4は元位置に取り付けられなかったので写真位置に接着取り付けました。
不適合原因の考察
ダイオード破壊原因は電流破壊 電圧破壊 熱破壊の何れか 或いはダイオード内部アッセンブリーの不備等が考えられる。今回は受信モードで稼動状態に於ける低負荷条件でのブリッジの1辺のショートで有るからVrmオーバーと思われる
Ioave8[A]Vrm400[V]定格品であるのでマージン率を考慮しても適正な使用と判断できる。経験的なフィールド故障率から考慮するならばこのダイオードの源流のGI,GS系を使用する場合は600[V]耐圧を使用するのがコモンセンスとなります。
一般的にこれを不良解析に出しても「外来サージによる破壊」という報告書になると思われます。又本電源入力部にはラインサージに対する保護が考慮されていないので
サージアブソーバを実装するかサージアブソーバ付きのコンセントからAC供給を供給
するのが気休めではありますが良いかも。
交換後の動作確認
・FanはTH3をドライヤーで暖めて回転を確認 静かな回転で宜しいかと。
・10[A]抵抗負荷で確認ok

【1DM330MV実装面.JPG : 151.0KB】

【2DM330MV半田面.JPG : 104.5KB】

【3diodeマージン.JPG : 77.3KB】

【4diode代品換装.JPG : 86.7KB】

【5TH4取り付け変更.JPG : 125.1KB】

【6最終動作確認.JPG : 85.6KB】
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